医学部、駄医学生の日常part2

医学部の日常やら思ったことやらをかけたらいいなと思います。

【検証】豚肉生ユッケは食えるのか【実食】

こんばんは、さんせっとです。

昨日は看護学部の国試見送りをしてきました!☺️

みんな余裕そうだったので、とりあえず一安心しています。☺️☺️

彼らなら全く問題ないでしょう。

さて、今日は豚の生肉はガチでやばいという現代日本における常識を疑っていきます。

(危ないには危ないと思います😭

(私の身体に異常が出たらみなさん、察してください。

(カエルやヘビ、釣った魚など自然界にいる生き物を生で食べるのは非常にリスキーであることは頭に入れてください。

(この記事は豚肉の生食をオススメするものでは決してありません。自己責任でお願い致します。

現代日本において、豚の生肉が危険であるとされる理由は3つあります。

それは寄生虫とE型肝炎、食中毒です、、、。🤔🤔🤔

寄生虫

豚には有鉤条虫という寄生虫がいると言われています。(牛には無鉤条虫がいます。)

有鉤条虫の成虫は、ヒトのみを固有宿主とし、中間宿主はブタ、イノシシである。ヒト は、生焼けの豚肉の摂取により感染し、有鉤条虫症を起こす。病理学的所見は乏しく、腹 部膨満感、悪心、下痢、便秘など消化器症状を呈する。

近年我が国では、有鉤条虫症の報告は中国からの帰国子女などの海外感染例を除いてはほとんどなく、症例報告の多くが有鉤 囊虫症である。日本における有鉤囊虫症の報告例は、1908 年の第 1 例以来、1997 年までに 390 例以上報告されています。これらは、大戦前後に中国や朝鮮で感 染したと思われる例が中心であるが、国内感染では豚肉の消費が多い沖縄県から の報告例が多い傾向にありました 。 無鉤条虫については、最近は国内での感染例はほとんどなく、輸入感染例の 散発を見るのみである。

食品安全委員会 食品安全確保総合調査 https://www.fsc.go.jp/sonota/hazard/H22_32.pdf より引用

つまり、現代日本において国内で流通している豚肉は検査がしっかりしているので「有鉤条虫」はほぼいないと考えて良いでしょう。

実際寄生虫学の先生も日本の豚にはいないよとおっしゃっていました。

また、NHKの番組でも紹介されています。

ためしてガッテン ホームページより引用

②E型肝炎

こいつはやばいです。

劇症肝炎になったら命の危機ですから

しかし、E型肝炎ウイルスは豚肉の中に存在し、実際に人に感染するのでしょうか?

結論から言えば、「E型肝炎ウイルス」が感染するのは肝臓であり、基本的にはお肉や他の臓器には感染しないです。

(仮にいたとしても肉のウイルス量は非常に小さいと考えられます。

決まった臓器にだけ感染するウイルスがあり、肝炎ウイルスはその代表格です。他臓器の細胞表面には肝炎ウイルスに対する受容体がないのでウイルスは付着できず、従って感染が起こりません。

肝炎ウイルスについて http://www.tokumen.co.jp/column/kanzo1/03.html より引用

また、豚肉の肝炎ウイルスについて言えば、

ブタは生まれてから6ヶ月まで豚舎で肥育され、その時点で食肉として市場に供給されます。 生後6ヶ月に出荷される時には、ほぼ100%のブタがE型肝炎ウイルス感染を経験し、既に治癒してHEV抗体を持っています。 したがって食肉となり、市場に供給されるブタにはE型肝炎ウイルスを持っているものは殆どいませんから安心です。

肝炎ウイルスについて http://www.tokumen.co.jp/column/kanzo1/09.html より引用

とのことであり、ほぼE型肝炎ウイルスは存在し得ないと言えます。

(0ではありませんよ!!

③食中毒

こればっかりは防ぎようがないです、、、、と思ったんですが、ありましたよ、方法が!!

普通の豚肉には生きている間は内部にも外部にも細菌はいません。

細菌は屠殺時に表面に付着することがあり、それをなんとかする必要がありますね。

すなわち、細菌に関しては表面を焼いたりトリミングすれば大丈夫と言うことが言えます。

私は焼いてから、さらにトリミングすることにしました。二重の用心です。

●実食による検証

はい、早速表面をフライパンで焼き、煮沸消毒した包丁とまな板で豚肉の表面を削りました。鹿児島県SPF豚、高かったです、、、。

トリミングして残った部分がこちら

脂身が焼いて削ったことでほとんどなくなってしまいましたね🤔

そして卵黄と特製ダレであわせて

(卵黄割れちゃいました😭

ユッケの完成です!!

(絶対に新鮮な国産の肉じゃなきゃいけません!!絶対に安全だとは私は担保することができません!!全てが自己責任です。

感想としましては、とても美味しかったです。

次はやりませんけどね、次やるなら生で食べて大丈夫な牛でなんのリスクも負わずにやります。

ザリガニやブルーギル、ヘビやカエルなど自然に存在する生き物を食べる場合と同様のリスクがあることは絶対に頭に入れなければいけませんね。

そのうち、上記の生き物の調理法や食べ方などもご紹介できればと思います。

(自己責任でお願いします。

(特にヘビはめちゃくちゃ美味しいです。

⭐︎さんせっと⭐︎

twitter、始めました。 (ある意味終わりました。

‪@sanset_acanthus ‬

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