【CBT】OSCEの評価の仕組みと勉強法【OSCE】
こんばんは、さんせっとです。
◯再びオスキーについて書きます。
●OSCEの評価について
みなさんはOSCEの評価について、知っていますか?
OSCEには主に3つの評価尺度が存在しています。
それは以下の3つです。
①純粋な点数
②概略評価
③合否
おいおい、わけわかんねーぞ😡ってなりますよね。
それでは順に説明していきます。
①点数
これはみなさん分かりますよね、純粋な得点率のことです。
点数は積み上げ式でチェックシートにより決定されます。いわゆる加点方式ってやつです。
つまり、評価項目に書かれていることをすれば加点されていくことになります。
逆に言えば、評価項目に書かれていないことをしても得点にならないだけで、減点はありません。
みなさん、もしオスキーの最中に、あれ?これやるんだっけ?と思ったら迷わず全部やりましょう!
減点はありませんよ!☺️
②概略評価
概略評価は全体の流れや円滑さなどを、6段階で評価します。つまりどれだけ医者っぽくできたかが評価されます。
概評は採点者の主観で決定されます。
もうお分かりのことと思いますが、点数は積み上げ式でチェックシートにより決定され、概評は採点者の主観で決定される、だからこの二つは独立であります。
例えば頭頸部の診察で、目の診察が課題として含まれていたとします。あなたはすべての診察を終えた後に、目の診察だけ忘れたことに気づきました。そして、「目の診察を忘れていたので、申し訳ありませんが、診察をさせて下さい」と言って、無理矢理に目の診察をねじ込んだとしましょう。この場合、評価項目は全て達成されるため満点、しかし診察を無理矢理前後させ、流れを乱したため概略評価は低く評価されます。
概評を良くするには流れをしっかり掴み、診察の順番を前後させないことが重要です☺️
③合否
合否は得点率、概略評価とはさらに独立です。
当然、得点率や概評が低すぎると不合格になりますが、それらが基準以上でも不合格となる場合があります。
それは白衣がよごれていたり、他人の白衣を使う、聴診器を首にかけて歩くなど、医療人にあるまじき行為をすることです。
この場合、仮に得点満点、概略評価満点でも試験には不合格となります。
以上のことから①〜③がそれぞれ独立であることがお分かりいただけましたか?
これらを踏まえた上で学習を行うことが重要です。
●OSCEの勉強法について
オスキーの勉強はやはり、①評価項目を熟知する、評価項目を満たすように友達と練習を行うことが重要です。
加点方式のオスキーでは評価項目を満たさねば点になりませんからね。
また、②共用試験実施評価機構の出しているオスキーの動画を見て、それを模倣することが一番の近道です。その通りにやれば100点となりますからね🤔osce対策の王道だと思います。
僕はCBTの勉強の片手間で、1週間で合格しました。
僕は成績表は晒しませんが、得点率的には平均96%ぐらい、概評5でした。
(ぶっちゃけ余裕ですよ🤔
しかし、OSCEは診察や問診の練習であり、疎かにするようなことはあってはなりません。
かける時間は少なくとも的確に、的確に勉強しましょう。
この記事がみなさんのお役に立てれば幸いです😘
⭐︎さんせっと⭐︎
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【みなさん】脳脊髄液減少症【知っていますか?】
こんばんは、さんせっとです。
今日は真面目に疾患についてのお話を書いていこうと思います🤔
今回は「脳脊髄液減少症」です。
この病気、本当に最近になって話題になってきた疾患の1つであります。
脳脊髄液減少症はその名の通り、脳脊髄液(今後CSFと略します)が何らかの原因で漏れ出るなどして脳内のCSFが少なくなる疾患です。
リスクファクターとして、交通事故、腰椎穿刺、出産などが挙げられます。
どれも硬膜に穴が開きそうなものがリスクとなっていますね🤔🤔
脳はCSFのプールの中に浮かぶ豆腐であるという表現が一番言い得て妙だと私は考えていますが、当然そのCSFが減少すると様々な症状がでます。
主として、頭痛・めまい・首の痛み・耳鳴り・視力低下・全身倦怠感・記憶力や認知機能の低下などが生じます。
脳脊髄液減少症の厄介な点は3点ほどあると私は考えています。
①年齢に関係なく発症し、小児期に発症すると怠けている、あるいは精神疾患と疑われる可能性がある
脳脊髄液減少症は小児期に発症すると診断が難しく、治療が遅れることや精神疾患、怠け者だと思われてしまうことがあります。
この疾患への理解が進んでいないため、そして診断の困難さからそのような事態が起こるわけですが、治療が遅れることで進学や卒業が困難にもなります。
②明らかにCSFが漏れていることを診断することは困難である
硬膜のどこかに穴が空いていて、そこからCSFがダダ漏れの場合は診断ができますが、ごく微量の漏れであったり血液中へ漏れたりしている場合、診断は困難を極めます。
現在はMRIやRIシンチ、ミエログラフィーで検査が行われていますが、検査それぞれに欠点があり、様々な検査を組み合わせる必要があります。
これだけ検査を行っても漏出部位を特定することは困難であり、確定診断はできません。
また、お気付きのようにこれら検査自体が脳脊髄液減少症のリスクファクターなのであり、事態を悪化させる恐れもあります。
③治療で治るとは限らない
脳脊髄液減少症は現在、ブラッドパッチという治療法で治療が行われています。
ブラッドパッチはその名の通り、自分の血液で漏出部位を塞ごうという治療であります。
確かに理にかなった方法であると考えますが、完治するとは限らないです。
山形県立中央病院のホームページより引用 http://www.ypch.gr.jp/department/neurosurgery/topics07.html
上記①〜③から、脳脊髄液減少症はかなり深刻な疾患であると考えます。
このような治療が、診断が困難な疾患に苦しむ人に役立つような研究がしたいなぁと私は思っています。
せめて検査だけでも、非侵襲的に行えないか、、、日々悩みは尽きませんよね🤔🤔
今回は珍しくおふざけなしでした。
⭐︎さんせっと⭐︎
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